訪問看護のオンコール手当はいくら?相場や実例を紹介

訪問看護のオンコール手当実例・相場 看護師ライフ
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「訪問看護のオンコール手当って、実際どれくらいもらえるんだろう?」

求人を見ていて、そんな風に感じたことはありませんか?

事業所によって金額も支給方法もバラバラで、なかなか相場が分かりにくいのがオンコール手当。

「待機してるだけの時間も手当になるの?」と気になる方も多いかと思います。

以下のような悩みを持つ方に向けた記事です。

  • 手当だけで生活は変わる?
  • 待機時間も給料になる?
  • 実際に働いている人の話が知りたい
  • オンコール手当はいくらもらえるの?

▽この記事を書いた人

看護師あざらし|現役看護師

✅急性期病院・訪問看護歴

✅看護師単発バイトで20か所以上勤務

✅実体験をもとに働き方・役立つ情報発信

この記事では、訪問看護の現場でオンコールを経験してきた私が、

オンコール手当の相場から実際にもらっていた金額の実例まで、なるべく分かりやすくリアルをお伝えしていきます。


訪問看護のオンコール手当とは?

オンコールとは、訪問看護師が夜間や休日などの勤務時間外に、緊急の連絡や利用者・家族からの相談にいつでも対応できるよう「待機」しておく体制のことです。

多くの事業所では看護師が交代でオンコール担当を務め、担当の日は自宅などで電話を持ち、いつでも動ける状態で待機します。

オンコール手当の種類

・待機手当:電話がかかってくるかどうかに関わらず、「携帯電話を持って待機している」こと自体に対して支払われる手当です。

・出動手当:実際に電話がかかってきて、患者・利用者の自宅や施設へ臨時に出動した場合に追加で支払われる手当です。

なぜ支給されるのか

24時間365日の対応体制を維持するため

  • 特に訪問看護や在宅医療では、利用者の急変にいつでも対応できる「24時間連絡体制」をとっている事業所が多くあります。

精神的・身体的な拘束に対する補償

  • 勤務時間外であっても「いつ鳴るかわからない」という緊張感があるため、労働者の負担を労う目的で設けられています。

看護師あざらし
看護師あざらし

病院時代は夜勤手当1回8000円だったことを考えると、家で過ごせる良さがありました。

呼ばれなければ家で自由に過ごせますが、待機中は携帯がどうしても気になりました。


看護師と給料

訪問看護のオンコール手当の相場

項目金額の目安
平日待機1,000〜3,000円
休日待機2,000〜5,000円
出動手当2,000〜5,000円程度

また、オンコール手当は勤務先によって差があり、待機手当のみを支給する事業所や、電話対応・緊急出動ごとに別途手当を支給する事業所もあります。

そのため、転職時には手当額だけでなく、月の待機回数や出動回数も確認することが大切です。

看護師あざらし
看護師あざらし

私が以前、勤めていた勤務先では

平日4000円(電話対応の有無は関係なし)

・休日5000円(電話対応の有無は関係なし)

出動は時給換算でした。深夜帯・準夜帯に応じて1.5倍/時など

でした。

日本看護協会:2024 年度 看護職員の賃金に関する実態調査報告書


オンコール手当だけでどれくらい稼げる?

(例)平日6回、休日2回ほど担当する場合の目安です。

  • 待機手当のみ: 約 20,000円 〜 28,000円 / 月
  • 出動が月2回(各2時間)あった場合: 約 28,000円 〜 40,000円 / 月
  • 年間換算: およそ 25万〜45万円程度 の収入アップ

看護師あざらし
看護師あざらし

私は月に6~8回担当していました。

出動自体は少なかったので

待機の手当がありがたかったです。


オンコール手当は高い?安い?

オンコール手当を「高い」と感じるか「安い」と感じるかは、人それぞれです。

支給額にもよりますが、私は待機中は自宅で過ごせるため夜勤よりも負担が少ないと感じました。その一方で、休日は常に携帯を気にしていたので、精神的な負担はありました。

オンコール手当のメリット

給料アップにつながる

オンコール手当は待機するだけでも支給される場合が多く、出動があれば追加の手当が支給されることもあります。担当回数が多いほど、月収アップにつながります。

夜勤より身体への負担が少ない

夜勤のようにひと晩中勤務するわけではなく、呼び出しがなければ自宅で過ごせます。

そのため、夜勤に比べると働きやすいと感じていました。

呼び出しがなければ自宅で過ごせる

待機中は自宅で映画を観たり、家事をしたりして過ごせます。

電話がかかってきたとしても、電話口だけの対応や相談のこともあります。私が想像していたよりも出動回数は少ないと感じました。

看護師あざらし
看護師あざらし

私は待機日は遠出や飲酒を控え、家事や料理の作り置きをする日として有効に時間を使うようにしていました。


オンコール手当のデメリット

気が休まらない

電話がいつ鳴るかわからないため、家で過ごすにも、すぐに仕事に切り替えられるような気持ちで過ごします。自分自身、仕事モード用の心の電源はオフにせずにちょっとだけオン状態。

飲酒できない

緊急出動に備えるため、待機中は飲酒を我慢。

遠出できない

呼び出しがあった際に、すぐ対応できる距離で過ごす必要があるため、旅行や長時間の外出は難しくなります。


看護師あざらし
看護師あざらし

待機の日が平日の仕事終わりであれば、仕事モードへも切り替えやすいので「携帯が鳴ったら対応する」こともそこまで気になりませんでした。

しかし、休日の待機は、休みだけど休まらないような気持ちになることも。


看護師あざらしがバインダーを持っている

オンコール手当が高い訪問看護ステーションの考えられる特徴

オンコール手当に決まりはなく、事業所ごとに異なります。

もちろん、手当が高いステーションもありますが、手当額だけで転職先を選ぶのはあまりおすすめしません。

実際に訪問看護に転職した経験から、手当が高い事業者側の背景を、私なりに考えてみました。

利用者数が多く、24時間対応のニーズが高い

利用者数が多いステーションや、終末期・医療依存度の高い利用者が多いステーションでは、オンコール対応が多くなる傾向があります。

そのため、負担となる看護師に対して、待機手当や出動手当を高めに設定している場合があります。

オンコールの担当範囲が広い

大規模な事業所に多い印象を受けますが、サテライトの事業所が何か所かあり、待機中の担当エリアが広いパターンです。

日中はそれぞれ拠点の担当エリアを訪問していますが、夜間のオンコールは全拠点をまとめて対応するというものです。

そうなると月の1人あたりの待機回数は減ります。

しかし、1回あたりの電話の回数や、出動頻度が多く負担が大きくなるため、手当が高いことが考えられます。

緊急出動手当を別途支給している

待機手当だけでなく、電話対応や緊急出動時に待機手当とは別に手当を支給するステーションもあります。

求人では「オンコール手当」とまとめて記載されていることもあるため、オンコール手当の詳細まで確認することが大事です。

人材確保のため待遇を充実させている

訪問看護師の人材確保を目的としてオンコール手当を高めに設定している事業所もあります。ただし、手当が高い理由が「人手不足で負担が大きいから」というケースもあるため、待遇だけで判断するのはおすすめできません。


利益が安定している・運営母体が公的な事業所

私が転職活動で、求人を見たり面接を受けたりしたときの印象では、医療法人や社会福祉法人が運営する訪問看護ステーションは、オンコール手当を含めた手当が充実していることがありました。

ただし、すべての事業所に当てはまるわけではないため、実際の手当額や働き方は確認することをおすすめします。

疑問の看護師

オンコール手当についての注意点

「待機手当」と「出動手当」が別か

  • 注意点: 「オンコール手当:1回5,000円」と書かれていても、それが「待機だけの手当」なのか、「出動時の手当も含まれているのか」で大きな差が出ます。
  • チェック項目: 待機手当とは別に、緊急出動した際の手当が支給されているか確認するといいですね

「実際の出動回数」と「電話対応の頻度」

  • 注意点: 待機手当が高くても、毎晩のように電話が鳴り、実際に訪問へ出動するような職場だと精神的・体力的にきつくなってしまいます。逆に、手当が少なく感じても「月に1〜2回しか出動がない」ステーションなら、待機の負担は軽減されます。
  • チェック項目: 利用者さんの特徴(ターミナル・医療依存度の高さ)や、夜間の平均的なコール件数・出動件数を把握することが大切です。

翌日の勤務でのフォロー体制

  • 注意点: 夜間に緊急出動してあまり眠れないまま、翌朝から通常通り日勤の訪問に回らなければならない環境ではないか。
  • チェック項目: 「出動があった翌日は遅出勤務に調整できる」「日勤の訪問枠を免除・調整してくれる」などの仕組みがあるか。

オンコールの担当頻度と持ち回り体制

  • 注意点: 手当が高く設定されていても、看護師の人数が少なく頻繁にオンコール担当が回ってくる状態だとしんどいです。
  • チェック項目: 常勤看護師何名でオンコールを回しているか、1人あたりの月平均の待機回数を確認。

面接・見学でそのまま使える質問例

求人だけではわからない1回1回の負担を確かめるために、面接や見学時に以下の質問をしてみるのがおすすめです。

Q1. 実際の夜間出動は、ステーション全体で月平均どれくらいありますか?

→具体的に回数を聞くことで、実際の負担度がイメージしやすくなります

Q2. 夜間に緊急出動があった場合、翌日の勤務スケジュールは調整されていますか?

→これは大事。実際に根性論だけで続けることは難しい。看護師の体調面や働きやすさへの配慮がある職場かどうかが分かります。


グッドサインを出す看護師あざらし

よくある質問(FAQ)

私の経験からのお答えになります。

Q呼ばれなかった日も手当はもらえますか?

A. はい、電話がかかってこなかった場合でも「待機手当」は支給されます。

待機手当は「いつでも電話に出られるよう行動を制限されていること」に対する手当です。そのため、1回も電話が鳴らなかった日でも、待機手当を受け取ることができます。

Qオンコール手当だけで月5万円以上になりますか?

A. 待機回数を多く担当するか、夜間出動が重なれば月5万円以上狙うことは十分に可能です。

例えば「1回4,000円の待機手当 × 月10回=4万円」に加えて、数回の出動や休日待機が加われば月5万円を超えます。ただし、ステーションの担当人数や待機回数の上限ルールによって稼げる金額は変わってきます。

Q出動したら別で手当は付きますか?

A. 多くの事業所では「待機手当」とは別に「出動手当」や「訪問手当」が支給されます。

ただし、「待機手当に出動対応が含まれている」という規程になっている事業所もあります。そのため、求人や面接の際は「出動時の手当が別でつくか」を必ず確認しておくと安心です。


まとめ

今回は、訪問看護のオンコール手当の相場や仕組み、職場を選ぶ際の注意点について解説しました。

  • オンコール手当のポイントおさらい
    • 手当は2種類: 「待機手当」と「出動手当」。
    • 収入の目安: 月6〜8回の担当で月2万〜4万円。
    • 手当が高い理由: 利用者数や担当範囲の広さ、運営母体の安定性など事業所によって様々
    • 選び方の注意点: 手当額だけではなく「実際の月間出動回数」や「翌日のフォロー体制」を確認する必要がある

私自身、オンコールは始める前は「夜中に何度も呼ばれるのでは」と不安でした。

しかし実際に経験すると、出動回数や負担は事業所によって大きく異なります。だからこそ、手当だけではなく働き方まで確認して、自分に合った職場を選ぶことが大切だと感じました。

もし、転職や職場見学に行く場合は、実際の出動回数やフォロー体制について質問してみてくださいね。正直に答えてくれるステーションの中から、みなさんが働きやすいと感じる職場に出会うことを祈っています。

参考ページ

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