訪問看護の給料について|病院との違いや年収について感じたこと

訪問看護の給料・年収病院と比較してみる 看護師ライフ

看護師さんが転職を考えるとき「人間関係がいい職場で働きたい」「休みが取りやすい職場がいい」と考える方は多いのではないでしょうか。その中でも、お給料は生活にとっても、働くうえで大切ですよね。

私も病院から訪問看護に転職したとき、いろんな条件を考慮して年収は減りましたが、それでも納得できる働き方に出会えました。

今回は訪問看護の給料について、病院との給料の仕組みや年収についての考え方についてまとめてみました。

▽この記事を書いた人

看護師あざらし|現役看護師

✅急性期病院・訪問看護歴

✅看護師単発バイトで20か所以上勤務

✅実体験をもとに働き方・役立つ情報発信

訪問看護の需要

訪問看護の需要は年々高まっています。その背景として、高齢化や国の入院期間の短縮、在宅医療へのシフトチェンジが進められています。

住み慣れた自宅で療養を希望する方も増えていることから、訪問看護は地域医療を支える重要な役割を担っており、訪問看護ステーションの数も年々増加しています。

ステーション数と需要が急増しているため、有効求人倍率もおよそ4倍。ほかの看護師の職種と比べても高くなっています。

看護師あざらし
看護師あざらし

実際に転職の際も、都市部では訪問看護の求人が多く、待遇も様々でしたよ

病院看護師の平均給料・年収

病院看護師の給料は、特に夜勤手当や残業の割合が大きく、夜勤の回数によって毎月の給与や年収が変わります。

基本給

基本給は勤務先や地域、経験年数によって異なりますが、日本看護協会の調査では、病院勤務の正規雇用看護師の平均基本給は約28万円となっています。

年代別にみると20代は約22万円。30代、40代と経験があがるごとに約3万円増えているようで、年齢によって金額が上がっていく年功序列システムですね。

夜勤手当

夜勤を行うと、基本給とは別に夜勤手当が支給されます。

夜勤手当は病院によって異なりますが、夜勤回数が多いほど給与は高くなる傾向があります。

そのため、「病院看護師は給料が高い」と言われる理由の一つは、夜勤手当が収入に大きく影響しているためです。

残業代

病院では急変対応や緊急入院、申し送りなどにより、残業が発生することがあります。

時間外勤務を行った場合は、残業代が支給されます。ただし、残業時間は病院や病棟によって大きく異なります。

年収の目安

看護師全体の平均年収は約525万円とされています。

なお、この金額には基本給だけでなく、夜勤手当や残業代、賞与なども含まれています。

グッドサインを出す看護師あざらし

訪問看護師の平均給料・年収

訪問看護師の給料は、基本給にオンコール手当や各種手当が加算されます。

病院のような夜勤手当はありませんが、その代わりにオンコール手当や、事業所によっては訪問件数に応じたインセンティブが支給されることがあります。

インセンティブ・・・1ヶ月の訪問件数や時間が規定を超えた分に対し、「1件あたり〇〇円」の手当が給与に上乗せされる制度。

オンコール手当

オンコールとは、利用者の急変に備えて勤務時間外に待機することです。電話対応のみで終わる場合もあれば、実際に利用者宅へ緊急訪問することもあります。

オンコールを担当すると、待機した日数や出動回数に応じて手当が支給されます。

日本看護協会の2024年度調査では、訪問看護ステーション勤務者の平均手当は以下のとおりでした。

  • オンコール待機:1回あたり約2,233円
  • 電話対応(有無は事業所によります):1回あたり約609円
  • 緊急出動:1回あたり約1,791円

手当の金額は事業所によって異なるため、転職時には基本給だけでなく、オンコールの回数や手当の支給条件も確認しておくことが大切です。

残業代

訪問看護では訪問スケジュールが決まっているため、病院に比べると残業は少ない傾向があります。しかし、記録業務やカンファレンス、緊急訪問などによって時間外勤務が発生することもあります。

時間外勤務を行った場合は、残業代が支給されます。

日本看護協会でも、オンコールで実際に対応した時間を時間外勤務として扱い、割増賃金を支給している事業所が多いことが示されています。

病院から訪問看護に転職して感じた年収と働き方の変化

看護師あざらし
看護師あざらし

実際に病院勤務から訪問看護ステーションに転職して感じたことをまとめました。

病棟看護師時代は、残業や夜勤でストレスが多い生活でした。そのためか無駄遣いや食事でストレスを発散しており、健康的にも経済的にも負担がかかっていました。

たとえ年収が減ったとしても、残業が少なく夜勤のない健康的な生活がしたいと思い転職しました。

訪問看護師としての年収は約100万円ほど減りましたが、「日のあるうちに帰れる」「夜眠れる生活」「感謝のお言葉をダイレクトに受けられる」ことがありがたかったです。

生活リズムが整い、自炊する心の余裕もでてくるなど、健康にもよい方に向きました

もちろん、何を優先するかで違いますが、転職によって心の健康を取り戻したように感じました。

まとめ

項目病院訪問看護
基本給
夜勤手当×
オンコール×
残業多い傾向少ない傾向
平均年収約525万円約430〜500万円程度(勤務先による)

病院は夜勤手当や残業によって年収が高くなりやすい一方、訪問看護は夜勤がなく、生活リズムを整えやすいというメリットがあります。

私自身は年収が約100万円下がりましたが、夜勤や残業が減り、心身ともに余裕のある生活を送れるようになりました。

「年収」だけでなく、「どのような働き方をしたいか」という視点で職場を選ぶことが、後悔しない転職につながると感じています。

自分が仕事で大切にしたいことを整理して後悔のない働き方を応援しています。

参考文献

厚生労働省:看護を取り巻く現状について

日本看護協会:2025 年 看護職員実態調査 報告書

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